以前以下の記事で衝動的にSynologyNAS(DS120j)を購入してしまった際のいきさつを記事にしました。SynologyNAS自体にはとても満足しているのですが金額をケチったせいで1ベイモデルになっており、仮にHDDがお亡くなりになってしまうと中のデータもはかなく消え去ってしまう。それはそれはもう、とても貧相な構成になっております。
【NASキット+ガイドブック付】Synology DiskStation DS120j/JP [1ベイ / デュアルコアCPU搭載 / 512MBメモリ搭載] 国内正規品+電話サポート対応品我が家にはこのSynologyNASのほかにFreeNASを入れたNASがありまして、そちらはRaid構成となっており比較的信頼性(堅牢性?)が高い状態になっております。そこで、、、SynologyNASの内容をFreeNASの方に定期バックアップしておけば安全じゃないか!!という結論に達し、色々調べて何とかバックアップできた時のメモを以下に記します。(何年後かの自分のために・・)
まずはバックアップ先、FreeNASの方の設定を行います。ダッシュボード左側の領域にある「service」を選択するとサービス一覧が表示されますが、赤枠の「Rsync」がOFFになっている場合はRunningをON、Start AutomaticallyのチェックもONにします。次にバックアップ先フォルダなどの指定を行うため、同じ行にある鉛筆アイコンをクリックします。
すると以下のダイアログが表示されるため、赤枠の「Rsync Module」をクリックし、黄色枠の「ADD」をクリックします。
すると以下のような設定画面が表示されます。どの項目が必須入力なのかわかりづらいのですが、わかるものだけ埋めて登録します。自分は以下の内容を登録しました。
- Name:バックアップの種類がわかりやすい名前を入力します
- Path:バックアップ先フォルダを指定します。
- Access Mode:本当は考えて設定するべきものですが、とりあえず【Read andWrite】で。
- User:バックアップ先フォルダにアクセスするときに利用するユーザーを指定します。もう一つ下にある「Group」の方を選択すると、ユーザ単位に設定しなくてもすみそうです。
これでバックアップ先のFreeNASの設定は終わりです。今度はバックアップ元のSynology側の設定を行います。まずはいつものDSMの画面を開きます。
「パッケージセンター」をダブルクリックし、開いた画面上部のテキストボックスに【backup】と入力してください。すると「Hyper Backup」というものが表示されます。もしイントールされていない場合はボタンが「インストール」となりますので、インストールしましょう。
HyperBackupを開くと以下のような画面が表示されます。バックアップ先としては他SynologyNASやファイルサーバだけでなくクラウド酢ドレージも選択できますが、今回は同じネットワーク内の他NASにrsyncを使ってバックアップを行うため【rsync】を選択します。
しかし、、、画面を見ると赤枠と青枠と2つのrsyncが表示されていますね。こちらですが、赤枠のrsyncはバージョン管理できる形式でバックアップが行われます。一方青枠のrsyncはファイルそのものがコピーされるため、最新のバージョンのみがバックアップされる形になります。どちらも良い点悪い点がありますが、今回はファイルが見れる形でバックアップしたかったため青枠の【rsyncコピー(単一バージョン)】を選択して「次へ」をクリックします。
バックアップ先の設定が出てまいりました。サーバータイプはこのままにしました。IPアドレスにはFreeNASのIPアドレスを指定します。暗号化はお好きな方で。ポートはおそらくデフォルトでも行けると思うのですが、上のFreeNASの設定にあるRsyncの設定画面(鉛筆を押した後の画面)で確認できます。ユーザー名とパスワードはバックアップ先にアクセスできるFreeNASのアカウントのものを入力して「次へ」を選択します。
接続がうまくいくと以下のような画面になり、プルダウンのところに上のFreeNASのRsync Moduleで登録した名称が表示されるので、それを選んで「次へ」を選択します。
今度はバックアップ元のフォルダを選択します。以下のようにSynologyのドライブが表示されれるため、バックアップを取りたいフォルダを選択して「次へ」を選択します。
これで終わったーと思いきや、次に以下のような画面が表示されます。どうやらアプリケーション設定などもバックアップできるようです。ただ今回はファイルバックアップがやりたいだけなので、なにも選択せず「次へ」を選択します。
これで最後です。最後にバックアップの設定を行います。「タスク」には自分が判別できる名前を入れます。「ディレクトリ」バックアップ先サーバに作成されるディレクトリ名になります。そのほか色々設定できるようですが、基本的にはデフォルト値でいいと思います。
もう少し下までスクロールすると、、、ありました。スケジュール設定。ここで好きな時間/間隔を選択できますので、こちらを設定して「適用」をクリックすると完了です!!
これでSynologyにもしものことがあっても大丈夫・・・なはず。。Synologyからもう少しスリムタイプの2ベイモデルがでたらそちらに切り替えよう・・。
Synologyとクラウドストレージの同期を試した時の記事もありますので、もしよろしければご覧ください。