明けましておめでとうございます。とうとう東京オリンピックイヤーですね。
と、どうでも良い前置きは置いといて、今回は「PoEスプリッターとRaspberry Piでミニサーバールーム構築」を行います。
ミニサーバールーム構築と書きましたが、ただPoEをRaspberry Piで使いたかっただけになります。。。(えっ。
※ちなみにPoEとは、Power Over Ethernet の略で、1本のLANケーブルでデータと一緒に電力も送っちゃえる規格になります。
というのも、自宅では用途別に複数のRaspberry Piをサーバーとして運用しております。
具体的には、
・外からのアクセスをプロキシーするリバースプロキシーサーバー(NGINX)
・家族で使うWebアプリケーションを動かすアプリケーションサーバー(Tomcat)
・コード管理用のGitサーバー(GitBucket)
・WebアプリケーションやGitサーバーで利用するデータベースサーバー(MariaDB)
の計4台が稼働しております。(このブログサーバーはちゃんと有料のサービスを契約して運用していますよ。)
データベースサーバーは、Raspberry Pi 3Bでそれ以外は、Raspberry Pi 2です。
最近のトレンドでは、dockerなるものを利用して仮想化したりするのでしょうが、知識もないのでRaspberry Piを物理的に複数台用意して運用をしています。
そもそも大した処理をしてるわけでもないし、物理的に壊れても影響が少ない点が良いです。
Raspberry Pi自体も最新機種でなければ、フリマなどで安く手に入るのでお手軽です。
ただ、複数台になるとそれなりに配線がかさばるので、PoEスプリッターを利用してミニサーバールーム風なものを構築しようとした次第です。
Raspberry Pi用の専用PoEハットも発売はされているのですが、対応しているRaspberry Piが3B+以降なのと、そもそも PoEハット自体が高価なので見送りました。
今回は、以下の PoEスプリッターを利用しました。

一つ800円程度なのでお手軽です。100Mbpsまでしたか対応していませんが、最近までのRaspberry Pi自体のLANがそもそも100Mbpsなので問題ないです。
※一応値段が倍になりますが1Gbpsのスプリッターも売っています。
次に電力の共有側は、PoE対応のTP-Link スイッチングハブ ギガ 5ポート PoEハブを購入しました。

あとは、3DプリンターでPoEスプリッタとRapberry Piを接続するパーツを作成します。
(別途、Raspberry Piの接続用にM2.5 20mmのナイロンスペーサーを使っています。)

こんな感じになりました。
あとは、LANケーブルとLANハブにつなげるだけです。

LANハブとは両面テープでくっつけてあります。LANケーブルもせっかくなので自作しました。(特にPoE対応のLANケーブルでなくても大丈夫でした。)
※作成した3Dプリントデータを掲載しようかと思います。(誰もいらないですかね。。)

後日、我が家のインフラ担当のカピバラさんがミニサーバールームでメンテナンス中の様子を撮影しました。
追記
ミニサーバールームが完成してから、早数か月がたとうとしていますが、昨今のIT需要に答えるべく、サーバー筐体を追加することにしました。
・・・
まーただ改めてJenkinsサーバーを追加したのですがRaspberry Pi 2だとどうしてもレスポンスが遅いため、より高スペックなRaspberry 4を導入しようと思ったがきっかけです。
前回と同じく、PoEスプリッターを使うのですが、LANの速度が1Gに対応するものはあるのですが、Type-CコネクタのPoEスプリッターを見つけることが出来ませんでした。
仕方がないので、100円ショップで売っているMicroUSBからType-Cに変換するコネクタを購入してRaspberry Pi 4に電源を供給することにしました。

MicroUSB-Type-Cコネクタを使用してPoEからRaspberry Pi 4の起動はできたのですが、コネクタ部分が長くなり、ちょっとした衝撃で破損しそうです。
で、コネクタ部分を固定するようなPoEホルダーを3Dプリンタで作成しました。

こんな感じでコネクタをホルダー経由で固定しています。

あとは、上記のようにRaspberry Pi 4を連結する感じです。
ただ、コネクタ部分の高さがあるため、Raspberry Pi 4を連結するために30mmのナイロンスペンサーが必要になりました。。。(Aliexpressで注文中です。)