ファイナルファンタジーⅤ ピクセルリマスターの感想(PS版の記憶と比較してみる)

自分のようなファミコン版およびスーパーファミコン版のDQやFFをリアルタイムで体験しているかなり年季の入った中年ゲーマーのみなさまの中には、昨今のPS5などのRPGはシステムが複雑すぎるし3D酔いしてしまうしゲームにのめりこみたいんだけどのめりこめないーーーというジレンマを抱えている方は多いのではないかと思っております。

そんななかスクエニがファイナルファンタジー過去作のピクセルリマスターをリリースするというニュースを聞いて胸を躍らせたのは、これまた自分だけではないと思います。

しかし・・・プラットフォームがスマホとPCという何とも微妙な感じになっておりこれまた残念に感じた中年ゲーマーの方は多いのではないでしょうか??

(理由)

  • 我々世代にとってPCって、仕事や勉学に使うものじゃない?(PCでゲームってなんか気がのらない)
  • スマホ操作で繊細かつ正確な動きを再現できるわけがない(カルナック城の宝箱が全部とれる気がしない)

スマホのゲームレビューを見ても「操作性が悪い。返金しました」というものも多く、若人でもそうなるのだから老人の自分ができるはずもない・・・とあきらめておりました。

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しかし・・・。FF4は結構いろいろなプラットフォームでリメイクされたり続編が出ていると思うのですが、なぜかFF5はそう言ったこともなく、久々にビッグブリッジの音楽聞きたいな・・バッツとギルガメッシュの男の友情熱いな・・・・・と思っていたら、いつの間にかsteamでFF5をぽちってました。(笑)

ということで、PC版ファイナルファンタジーⅤピクセルリマスター版の感想をつらつらと書いていこうと思います。購入を迷っている方の参考になりましたら幸いです。

■公式発表されている差分について

○グラフィック一新

過去にFF5としてはスーファミ版とPS版のゲームアーカイブスをPSPやPSVitaで何回もプレイしていたのですが、鮮明だなぁ。という印象を受けました。

本当はスーファミ版からあったのかもしれないのですが、キャラの細かい動きや状況がとても分かりやすくなっています。

例えば序盤の酒場でファリスが物思いにふけるシーンでは、ちゃんと顔をうつむくしぐさがはっきりと見て取れました。

また船の墓場では水の中を移動していくシーンがあると思うのですが、PS版では暗くてどこを移動しているのかいまいちわかりづらかったですが、今回は木箱に乗ると水から顔が出る・・・といったところまで細やかな演出がよくわかるようになっておりました。

○音楽もリマスター

これ、全然期待していなかったのですがすごくいいです。オリジナルのイメージはそのままでなんか奥行きが出ているような・・・。素人なのでうまく説明できずすみません。ぜひ聞いてみていただきたいです。

○モンスター図鑑

モンスター情報だけでなく、どの場所にそのモンスターが出るかもわかるようになっていました。青魔法を集めたりするときに便利かなぁと思いました。

○サウンドプレイヤー

クリアする前から全曲きけてしまうなんてすごい!!

「 ビッグブリッジの死闘 」を聞きたい気持ちを何とか抑えました。(絶対にここでは聞かずにストーリー上で聞くんだ・・)

○イラストギャラリー

こっちも最初から全部見れる(太っ腹)。未採用のイラストとかほー・・というものがいくつかありました。

■実際にゲームしてみて感じた差分

○ミニマップが便利(○)

ダンジョンやお城などで画面右上にミニマップが出るのですが、そちらを拡大すると全体像がとても分かりやすくていいです。サクサク進めたい人にはおすすめです。

○隠し通路わかりやすい (○)

隠し通路に入った際に、通路が見えるようになるのがとてもよかったです。(FF4とかで無駄にさまよって迷ってしまうタイプ)

○オートバトル便利 (○)

レベル上げするときにとても便利です。直前の操作を繰り返すことができそうなので、石像アビリティポイント稼ぎでも使えるかも・・・。

○音楽すごくいい (○)

上の方にも記載しましたが、音楽がものすごくいいです。記憶の中の思い出を壊さずかつさらにわくわく感を高めるような…そんな感じです。

○なんとなく戦闘バランスが悪いような・・・(×)

ストーリーを知っているせいか、通常時は敵が弱く感じます。ただたまに急に敵が強く何度か全滅してしまいました。戦闘スピードに依存するのかな・・と思います。

○お店で装備できるようになった(○)

装備を購入した後、お店で購入した武器防具を装備できるようになりました。(ほかのゲームでは当たり前だけど・・・)

○シーフのダッシュが使いづらい(×)

通常時にBダッシュが使えるため、シーフがいると4倍ダッシュになり逆に使いづらくなります。(これだけのために、シーフにジョブチェンジしたくなくなります・・・)

○意味のないアビリティセットがわかりやすい(○)

例えば白魔導士になっている状態でアビリティに「しろまほう」を付けてもメインアビリティと重なっているため意味をなさないものになりますが、そういったものが一目でわかるようになりました。

例えば下のような場合、しろまほうLV2にチェックマークがついております。

『ファイナルファンタジーV』
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LOGO ILLUSTRATION: © 1992 YOSHITAKA AMANO
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」

思いつくままに記載してみましたが、結論からいいますと、自分はPC版を購入してとてもよかったです。一ミリも後悔なし(笑)

2000円程度で思い出に浸れるなら安い買い物だったかなぁと思います。

ただPCでゲームを実施するにあたり、コントローラーを用意しました。(なんでも良さそうなのですが、Xbox360のワイヤレスコントローラーを夫から借りました)

キーボードでも操作可能ですが、昔の思い出に浸るにはコントローラーがあった方がよさそうなので、少しお値段がかさんでしまうかもしれません・・・。

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