多色印刷 Original Prusa MMU3へのアップグレードキットと印刷レビュー

2023/3/29にOriginal Prusa MK4の発売と同時に発表されたOriginal Prusa MMU3(マルチマテリアルアップグレード)キットですが、発表されてからなかなか発売されずにヤキモキしていましたが、同年の7月末にMK3S+用のMMU3フルキットの販売が開始され、無事9月1日にMMU2Sからのアップグレードキットが発売されました。

MMU(マルチマテリアルアップグレード)キットは、3DプリンターPrusa MKシリーズ専用の拡張キットで、最大5色のフィラメントを同時に印刷することを可能にします。

先代のMMU2Sを購入したのですが、フィラメントの設置などがかなりシビアでまともに印刷するのがとても難しかったです。(そもそも1度も印刷に成功していない。。。)

それに、何かエラーが発生した場合もMMU側のLEDが点滅するだけで、何が原因なのかも分かりづらく、トラブル解決も困難でした。

そんなこともあり、購入してかずっと押し入れの肥やしになっていたのですが、上記の問題点をユーザーやフォーラムの声を取り入れてMMU3は、ファームウェアを0から作り直すなどの大幅な改善をしたそうです。(ハードウェア側も細かい改善があります。)

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特にエラー発生時に本体側液晶のその詳細を表示するなど、トラブル発生時にもトラブルシューティングが簡単になっています。

そんなこんなでMMU2Sをすでに持っているので、MMU2SからのMMU3アップグレードキットの発売をずっと待っていましたので、発売と同時に公式サイトで購入しました。(円安でなかなかのお値段です。。)

値段は一緒ですがMMU3アップグレードキットは、MK3S+用とMK4用で分かれているので使用するプリンターに合わせて購入する必要があります。(コントロールボードとの接続ケーブルの違いだけだと思いますが。)

私は、MK4を所持していないのでMK3S+用のMMU3アップグレードキットを購入しました。(89ドルです。)

到着次第、MMU2Sからのアップグレードや印刷結果や使い勝手をレビューしていければと思いますので、随時更新していく予定です。

到着まだかな♪まだかな♪

購入した時はリードタイムが1週間だったのに到着が2が月近く先になっている。。。汗。。

待つこと2か月弱。。。10月30日に無事MMU3へのアップグレードキットが到着しました。

フィラメントは400gが2つ送られてきました。(フィラメントバッファーも印刷すると400gだと足りないので。)

あとは、アップグレードキットなので、古いMMU2Sから下記画像の部品は流用する形でそれ以外の部品が付属しています。

正直、円安もあってこれで89ドル(日本円で13400円)になりますが、なかなかの割高感はあります。。。

今回、専用のPD add-onモジュールと接続ケーブル以外は汎用部品なので、公式でPD add-onモジュールとケーブルが単体で販売されれば、それを購入した方が良さそうです。(発売されるかは不明ですが。。)

気を取り直してMMU2SからMMU3にアップグレードをしていきます。

MMU3とフィラメントバッファーを組み立てて接続した状態です。

マニュアルに従って、エクストールダーの調整を行いますが、これが一番大事です。

調整が済んだら、今回印刷してみるMMU3のプレートに必要な4色のフィラメントをロードします。

フィラメントをロードしたところ。

で、多色印刷をしてみました。

ぉぉぉぉぉ!!。以前のMMU2Sでは、全然上手くいかなかった多色印刷が問題なく出来ました!

MMU3になって、ハードウェアの部分は大きく変更はされていませんが、それでもかなり改善がされていると感じました。

フィラメントバッファーについても、フィラメントごとにワンタッチで取り外しができるようになり、かなり使いやすくなっています。

そんなMMU3のフィラメントバッファーを一部ネットで公開されているパーツとCADで別途作成したパーツをを組み合わせて作成をしてみました。

純正に比べて一回り程度小型になっていますが、性能は全く同じです。

こちらフリマサイトで販売をしておりますので、よかったらご覧ください。

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