やっとここまで来ました。。
右も左もわからない状態でCNCルーターを購入して、動作確認とCNCで切削に必要なCAMソフトの選定まで来ましたので、今回の記事は、実際にCNCルーターを使用して木材に彫刻をしていこうと思います!
その手順をできる限り分かりやすく説明できればと思っています。
で使用するCAMソフトは、無料版の「DeskProto」でGコードセンダーソフトは、「Candle」を使用します。
今回のゴールは、Amazonで適当に購入した100mm x 25mm x 25mm の木材(バスウッド)にブログタイトルを彫刻するまでになります。
一つ一つのブロックは小さいですが、12個も入っているので、試行錯誤用には良さそうです。
で、まずは彫刻するパスデータ(DXFファイル)を使い慣れたソフトで作成をします。
外枠の四角は、今回彫刻するブロックの寸法を表しています。
作成したロゴをDXFファイルとして出力をしておきます。
次にCAMソフトの「DeskProto」を起動します。(今回使用するDeskProtoのバージョンは、7.1になります。)
起動すると使用するエディションを選択する画面が出るので、「無料版」を選んで開始を押下します。
次にプロジェクト画面が表示されるので、
「新しいプロジェクトを開始」画面の「ウィザードを使用」を選択します。
そうするとウィザード画面が表示されるので、順番に条件を指定をしていきます。
最初の1つ目のウィザード画面で、使用する工作機を「GRBL-based machine(mm)」を選択して、フライス加工タイプを「基本ベクトル工作機加工(2D)」を選択して、次を押下します。
2つ目のウィザード画面で加工するデータを指定します。
ベクトルデータファイルの検索ボタンを選択して、上記で作成したDXFファイルを指定します。
それ以外はデフォルトで良いかと思います。(縮尺を変えたり寸法でサイズを変更可能です。)
あと加工の深さは、彫刻する深さになるかと思います。(多分。。)
次を押下して3つ目のウィザードで材料設定を行います。
「カスタム」を選択して、今回彫刻する木材の寸法(100mm x 25mm x 25mm)を入力します。入力が完了したら、次を選択して4つ目のフライス加工ウィザードを表示します。
ここで使用するエンドミルや送り速度などを指定しますが、最適な速度や主軸速度など全く分かっていないので、デフォルトのままにします。(今後、勉強して最適な速度や主軸速度などを設定出ればと思います。)
まずは、CNCを購入してきたときに付属していた彫刻用のビットを使用しますので、カッターに「ユニカル彫刻用カッター45」を選択し、次に進みます。
最後は、生成されたデータの確認とNCファイルの保存になります。
「ツールパスを表示」と「シミュレーションを表示する」をクリックするとメイン画面にシミュレーション映像が表示されます。
ぉぉぉぉぉ!!。それっぽいデータになっています!
あとは、ウィザード画面の「NCプログラムを書き込む」ボタンを押して、NCファイルを保存します。
CAMソフトのDeskProtoの作業はここまでになりますが、無料でありながら、日本語で分かり易いウィザードも用意されており、とても入りやすいCAMソフトでした。
次は、保存したNCファイルを使用して実際に彫刻をします。